第4章 マイジャイロの指導法*******(4)集中→完全理解→自走とは何か

成績の上がる仕組み

集中とは、子どもの頭が動いている状態。
完全理解とは、なぜそうなるのかまでわかること。
自走とは、先生がいない時間にも自分で学びを進められることです。

マイジャイロの指導で大切にしている流れがあります。

それが、

集中 → 完全理解 → 自走

です。

これは、ただの言葉ではありません。
マイジャイロが考える、成績が上がる勉強の流れです。

多くの子どもは、勉強をしているように見えても、頭が十分に動いていないことがあります。

机には向かっている。
ノートは開いている。
問題も解いている。
授業も聞いている。

しかし、内容がよくわかっていない。
なぜそうなるのかを考えていない。
間違えた理由を確認していない。
教科書に戻って理解し直していない。

この状態では、勉強時間を使っていても、成績にはつながりにくくなります。

成績を上げるためには、まず子どもの頭が勉強に向かう必要があります。

これが「集中」です。

集中とは、ただ静かに座っていることではありません。

姿勢よく座っていることだけでもありません。
長時間机に向かっていることだけでもありません。

本当の集中とは、子どもの頭が動いている状態です。

教科書を読みながら意味を考えている。
問題文を読み取り、何を問われているのかを考えている。
例題と今の問題を比べている。
間違えた理由を探している。
どうすれば解けるかを自分で考えている。

このように、子どもの頭が勉強の中に入っている状態が集中です。

マイジャイロでは、まずこの集中を大切にします。

しかし、集中するだけでは十分ではありません。

集中して勉強していても、理解があいまいなままでは成績にはつながりません。

「なんとなくわかった」
「先生の説明を聞いたときはわかった」
「答えを見ればわかる」
「同じ問題ならできる」

この段階では、まだ理解が浅いことがあります。

テストでは、問題の形が少し変わります。
聞かれ方も変わります。
自分で考えて解かなければなりません。

そのときに必要なのは、あいまいな理解ではありません。

自分の言葉で説明できる。
なぜそうなるのかがわかる。
例題と問題のつながりがわかる。
間違えた理由がわかる。
少し形が変わっても考えられる。

この状態まで理解を深めることが必要です。

これが「完全理解」です。

完全理解とは、ただ答えが合うことではありません。

なぜその答えになるのかがわかることです。
どう考えればよいのかがわかることです。
どこで間違えたのかがわかることです。
もう一度自分で説明できることです。

答えだけ合っていても、理由がわかっていなければ、次に同じような問題でつまずきます。

反対に、理由まで理解できている子は、問題の形が変わっても対応しやすくなります。

だから、マイジャイロでは「完全理解」を大切にします。

しかし、完全理解して終わりではありません。

理解したことを、自分で使えるようにする必要があります。

教科書を読み、意味を理解する。
例題で考え方を確認する。
問題を解く。
間違えたら戻って確認する。
もう一度解く。
繰り返して定着させる。

この流れを、少しずつ自分で進められるようになることが大切です。

これが「自走」です。

自走とは、先生がいなくても一人で何でもできるという意味ではありません。

先生の助けを受けながらも、少しずつ自分で学習を進められるようになることです。

自分で教科書を開ける。
自分で読む。
自分で考える。
自分でわからないところを見つける。
必要なところを先生に質問する。
先生の助けを受けたあと、もう一度自分で解き直す。
理解したことを繰り返して定着させる。

このように、自分で勉強を前に進められる力が自走です。

マイジャイロが目指しているのは、先生に教えてもらわないと勉強できない状態ではありません。

先生がいなくても、自分で勉強を進められる力を育てることです。

もちろん、最初から自走できる子ばかりではありません。

教科書を読むのが苦手な子もいます。
どこがわからないのか自分で言えない子もいます。
すぐに先生を頼ってしまう子もいます。
勉強に集中するまで時間がかかる子もいます。

だからこそ、マイジャイロでは段階を大切にします。

まず、集中に入る。
次に、完全に理解する。
そして、少しずつ自分で進められるようにする。

この順番です。

集中がなければ、理解は深まりません。
理解が浅ければ、自分で進めることはできません。
自分で進められなければ、先生がいない時間の勉強が止まってしまいます。

だから、

集中 → 完全理解 → 自走

という流れが大切なのです。

この流れは、数学でも英語でも同じです。

数学では、まず問題に集中して向かいます。
例題を読み、式の意味を考えます。
なぜその解き方になるのかを理解します。
そして、自分で類題を解き、間違えたら戻って確認します。

これが、集中から完全理解、そして自走への流れです。

英語でも同じです。

教科書の本文を読み、単語や文法の意味を確認します。
文の構造を考えます。
なぜその訳になるのかを理解します。
そして、自分で読み直し、問題を解き、間違えたところを復習します。

理科や社会でも、ただ暗記するだけではなく、言葉の意味や原因と結果のつながりを理解し、自分で説明できるようにしていきます。

このように、どの教科でも大切なのは、子どもの頭が動いていることです。

マイジャイロでは、先生が最初から全部を説明して終わりにはしません。

子どもが自分で読みます。
自分で考えます。
自分で理解しようとします。
わからないところを先生が助けます。
そして、もう一度自分で考え直します。

この流れを通して、子どもは少しずつ自分で学べるようになります。

集中は、勉強に入る力です。
完全理解は、勉強を自分のものにする力です。
自走は、先生がいない時間にも学び続ける力です。

この三つがつながったとき、勉強は大きく変わります。

ただ授業を聞く勉強から、
自分で考える勉強へ。

ただ問題を解く勉強から、
理解して使える勉強へ。

先生に頼る勉強から、
自分で進める勉強へ。

この変化が、成績を伸ばす土台になります。

マイジャイロが大切にしているのは、単に点数を取らせるためのその場限りの指導ではありません。

子どもが自分で学べるようになることです。

自分で読み、
自分で考え、
自分で理解し、
自分で進める。

その力が育つと、勉強は変わります。

集中して取り組む。
完全に理解する。
自分で走り始める。

これが、マイジャイロの考える「集中→完全理解→自走」です。