勉強しているのに成績が上がらない理由は、勉強時間の不足だけではありません。
その時間の中で、子どもの頭が本当に動いているかが大切です。
「うちの子は、勉強していないわけではありません」
保護者の方から、このような相談を受けることがあります。
学校の宿題はやっている。
塾にも通っている。
テスト前には机に向かっている。
ノートも取っている。
問題集も解いている。
それなのに、成績が思うように上がらない。
このようなとき、保護者の方は不安になります。
「勉強時間が足りないのだろうか」
「もっと問題を解かせた方がよいのだろうか」
「塾を変えた方がよいのだろうか」
「本人のやる気が足りないのだろうか」
もちろん、勉強時間は大切です。
やる気も必要です。
問題演習も必要です。
しかし、勉強しているのに成績が上がらない場合、原因は時間の不足だけではないことがあります。
大切なのは、勉強時間の長さだけではありません。
その時間の中で、子どもの頭が本当に動いているかどうかです。
机に向かっている。
ノートを写している。
問題を解いている。
丸つけをしている。
これらは、一見すると勉強しているように見えます。
しかし、その中で、
「なぜそうなるのか」
「どこで間違えたのか」
「教科書のどこにつながっているのか」
「次に同じ問題が出たら、自分で解けるのか」
を考えていなければ、成績にはつながりにくくなります。
勉強しているのに成績が上がらない子には、いくつか共通した特徴があります。
一つ目は、授業を聞いて「わかった気」になっていることです。
先生の説明を聞くと、その場ではわかったように感じます。
先生が順番に説明してくれるので、理解できたように思えます。
板書を写し、うなずきながら聞いていると、勉強した気持ちにもなります。
しかし、先生の説明を聞いてわかることと、自分で解けることは違います。
テストでは、先生は隣にいません。
問題文を読むのも自分です。
何を問われているのかを判断するのも自分です。
どの解き方を使うかを選ぶのも自分です。
授業を聞いてわかっただけでは、テストで使える力になっていないことがあります。
二つ目は、問題を解いて丸つけをして終わっていることです。
問題集をたくさん解いている。
宿題もきちんとやっている。
丸つけもしている。
それなのに成績が上がらない子がいます。
その場合、間違えた問題をどう扱っているかが大切です。
間違えた理由を確認しているか。
教科書に戻って理解し直しているか。
もう一度自分で解き直しているか。
同じ間違いを繰り返さないようにしているか。
ここが抜けていると、問題を解いても力になりにくくなります。
問題を解くこと自体が目的ではありません。
間違いから理解を深めることが大切です。
三つ目は、教科書に戻っていないことです。
成績が上がらない子の中には、問題集だけを進めている子がいます。
問題を解いて、答え合わせをして、解説を少し見て終わる。
しかし、わからない原因は、教科書の内容が理解できていないところにあることが多いのです。
言葉の意味がわからない。
基本の説明が理解できていない。
例題の考え方が入っていない。
前の単元とのつながりが見えていない。
この状態で問題だけを解いても、根本的な理解は深まりません。
わからないときには、教科書に戻ることが必要です。
教科書を読み直す。
言葉の意味を確認する。
例題の流れを見る。
なぜその解き方になるのかを考える。
この作業が、理解を深めます。
四つ目は、勉強が受け身になっていることです。
先生に説明してもらう。
答えを教えてもらう。
言われた宿題をやる。
丸つけをして終わる。
このような勉強は、一見まじめに見えます。
しかし、自分の頭で考える時間が少ないと、成績は伸びにくくなります。
成績を上げるには、自分で読む力が必要です。
自分で考える力が必要です。
自分でわからないところを見つける力が必要です。
自分で解き直す力が必要です。
受け身の勉強から、自分で学ぶ勉強へ変わることが大切です。
五つ目は、理解があいまいなまま進んでいることです。
「なんとなくわかった」
「答えを見ればわかる」
「同じ問題ならできる」
「先生に聞けばわかる」
この状態では、理解がまだ浅いことがあります。
テストでは、問題の形が少し変わります。
聞かれ方も変わります。
複数の知識を組み合わせて考えなければならないこともあります。
そのため、あいまいな理解のままでは、点数につながりにくいのです。
本当に必要なのは、完全理解です。
なぜそうなるのかがわかる。
自分の言葉で説明できる。
間違えた理由がわかる。
少し形が変わっても考えられる。
もう一度自分で解き直せる。
この状態まで理解を深めることが、成績を上げるためには必要です。
勉強しているのに成績が上がらないとき、子どもを責めるだけでは解決しません。
「もっとやりなさい」
「集中しなさい」
「やる気を出しなさい」
と言っても、勉強の中身が変わらなければ、結果は変わりにくいのです。
大切なのは、その子の勉強がどこで止まっているのかを見ることです。
授業を聞いてわかった気になっているのか。
問題を解いて終わっているのか。
間違い直しができていないのか。
教科書に戻れていないのか。
自分で読む力が弱いのか。
理解があいまいなまま進んでいるのか。
原因が見えると、必要な指導も見えてきます。
マイジャイロでは、ただ勉強時間を増やすことだけを目指していません。
子どもが自分で教科書を読みます。
自分で意味を考えます。
自分でわからないところを見つけます。
どうしてもわからないところを先生が助けます。
そして、もう一度自分の頭で理解し直します。
この流れを大切にしています。
先生が最初から全部説明してしまうと、子どもは受け身になりやすくなります。
反対に、わからないまま放置してしまうと、勉強は苦しくなります。
だからマイジャイロでは、教えすぎず、放置もしない指導を行います。
子どもが自分で考える時間を守る。
しかし、わからないところでは先生が助ける。
そして、先生の助けを受けたあと、もう一度自分で考え直す。
この繰り返しによって、子どもの勉強は少しずつ変わっていきます。
勉強しているのに成績が上がらない子に必要なのは、ただ量を増やすことではありません。
勉強の質を変えることです。
聞くだけの勉強から、読む勉強へ。
写すだけの勉強から、考える勉強へ。
解くだけの勉強から、間違いを直す勉強へ。
教えてもらう勉強から、自分で理解する勉強へ。
この変化が起きたとき、成績は動き始めます。
成績を上げるのは、勉強している姿だけではありません。
子どもの頭が本当に動いている時間です。
教科書を読み、
意味を考え、
わからないところを見つけ、
必要な助けを受け、
もう一度自分で理解し直す。
この勉強に変わったとき、勉強時間は成績につながる時間になります。
勉強しているのに成績が上がらない。
その原因は、努力不足ではなく、勉強のやり方にあるのかもしれません。
マイジャイロは、子どもの勉強を「やっているだけの勉強」から、「成績につながる勉強」へ変えていきます。


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