第2章 理解が深まる「読む勉強」***(2)教科書を読める子は、自分で伸びる

成績の上がる仕組み

教科書を読める子は、先生がいない時間にも勉強を進められます。
だから、自分で伸びていく力が育ちます。

成績が伸びる子には、一つ大きな特徴があります。

それは、先生がいない時間にも、自分で勉強を進められることです。

塾や学校で先生に教えてもらっている時間は、勉強時間の一部にすぎません。
本当に差がつくのは、そのあとです。

家で教科書を開いたとき。
宿題に向かったとき。
テスト前に一人で復習するとき。
間違えた問題をもう一度見直すとき。

この時間に、自分で勉強を進められる子は強くなります。

では、自分で勉強を進めるために何が必要なのでしょうか。

それは、教科書を読める力です。

教科書を読める子は、先生がいなくても、まず自分で内容を確認できます。
本文を読み、言葉の意味を考え、例題を見て、考え方の流れをたどることができます。

わからないところがあっても、すぐに止まるのではなく、

「ここまではわかる」
「ここからがわからない」
「この言葉の意味がわからない」
「この式になる理由がわからない」

というように、自分のつまずきを見つけることができます。

これは非常に大きな力です。

なぜなら、わからないところが見える子は、質問の質も変わるからです。

ただ「わかりません」と言うのではなく、

「ここまではわかりましたが、この部分がわかりません」
「この式の意味がわかりません」
「この説明と前の説明のつながりがわかりません」

と質問できるようになります。

このような子は、先生の助けを受けたあと、また自分で勉強に戻ることができます。

つまり、先生に依存するのではなく、先生の助けを使いながら、自分で伸びていくことができるのです。

一方で、教科書を読めない子は、先生がいないと勉強が止まりやすくなります。

教科書を開いても、何を読めばよいかわからない。
説明を読んでも意味が取れない。
例題を見ても、どこが大事なのかわからない。
問題を解いて間違えても、どこを直せばよいかわからない。

この状態では、勉強は苦しくなります。

そして、わからない状態が続くと、子どもはやる気を失っていきます。

「自分には無理だ」
「勉強してもわからない」
「やっても成績が上がらない」

そう感じるようになると、机に向かうこと自体が重くなってしまいます。

だからこそ、成績を上げるためには、ただ問題を解かせるだけでは不十分です。

教科書を読めるようにすること。
自分で意味を取れるようにすること。
自分でわからないところを見つけられるようにすること。

ここがとても大切です。

教科書を読める子は、勉強の主導権を自分で持つことができます。

先生の説明を待つだけではありません。
答えを教えてもらうだけでもありません。
自分で読み、自分で考え、自分で理解しようとします。

その結果、先生がいない時間にも勉強が進むようになります。

これは、成績に大きな差を生みます。

たとえば、同じ一時間でも、教科書を読める子と読めない子では、勉強の中身が違います。

教科書を読める子は、本文を確認し、例題を理解し、問題を解き、間違いを見直すことができます。
わからないところがあれば、それを自分で見つけ、次に先生へ質問する準備もできます。

一方で、教科書を読めない子は、一人になると何をしてよいかわからなくなります。
問題だけを解いて、丸つけをして、間違えたまま終わってしまうこともあります。

これでは、勉強時間を使っていても、理解は深まりません。

成績を上げるには、ただ長く机に向かうだけではなく、頭が動く勉強をする必要があります。

そのための土台が、教科書を読む力です。

マイジャイロでは、子どもがまず教科書を読みます。

自分で意味を考えます。
自分で理解しようとします。
そして、どうしてもわからないところを先生が助けます。

この流れを繰り返すことで、子どもは少しずつ、教科書を読めるようになっていきます。

最初は、先生の助けが必要です。
言葉の意味がわからないこともあります。
文章の流れがつかめないこともあります。
どこが大事なのか判断できないこともあります。

しかし、そこで先生がすべて説明してしまうのではなく、子どもが自分で読めるように助けていきます。

教えすぎず、放置もしない。

子どもが自分で理解するための時間を守りながら、必要なところで支える。

これが、マイジャイロの読む勉強です。

教科書を読めるようになると、勉強は少しずつ変わります。

先生がいなくても進められる。
わかるまで何度も読み返せる。
自分のペースで理解を深められる。
わからないところを自分で見つけられる。
必要なところだけ質問できる。

このような勉強ができるようになると、子どもは自分で伸びていきます。

成績が上がる子は、先生に頼らない子ではありません。

先生の助けを受けながらも、少しずつ自分で学べるようになった子です。

教科書を読める子は、自分で伸びる。

これは、マイジャイロが大切にしている考え方です。

読む勉強とは、教科書の内容を、自分の理解に変える勉強です。

そして、自分の理解を作れるようになった子は、先生がいない時間にも、自分で成績を伸ばしていくことができるのです。