教えすぎると、子どもは受け身になります。
放置すると、子どもはわからないまま苦しくなります。
マイジャイロは、その間で子どもの頭が動くように支えます。
マイジャイロの指導で大切にしていることがあります。
それは、教えすぎず、放置もしないことです。
子どもに勉強を教えるとき、先生はつい説明を多くしたくなります。
わからないところをすぐに説明する。
つまずく前に先回りして教える。
答えまでの流れを全部示す。
間違えないように、手順を細かく伝える。
もちろん、先生の説明は大切です。
子どもが一人では理解できないところを助ける。
難しい内容をわかりやすく整理する。
つまずいているところを見つけ、前に進めるようにする。
これは、先生の大切な役割です。
しかし、先生が教えすぎると、子どもが自分で考える時間が少なくなってしまいます。
先生が説明してくれる。
先生が考え方を示してくれる。
先生が答えまで導いてくれる。
この状態に慣れてしまうと、子どもはだんだん受け身になります。
わからないと、すぐに先生を待つ。
自分で読まずに、説明を待つ。
考える前に、答えを聞こうとする。
先生がいないと、勉強が進まなくなる。
これでは、自立学習にはつながりません。
成績を上げるために必要なのは、先生の説明を聞く力だけではありません。
自分で教科書を読む力。
自分で意味を考える力。
自分でわからないところを見つける力。
自分で問題に向かう力。
間違えたところを見直す力。
こうした力が必要です。
そのためには、子ども自身の頭が動く時間を守らなければなりません。
一方で、子どもを放置してよいわけではありません。
「自分で考えなさい」と言って、わからないまま長く放っておくと、子どもは苦しくなります。
教科書を読んでも意味がわからない。
問題を見ても何をすればよいかわからない。
例題を見ても、どこをまねればよいかわからない。
間違えた理由もわからない。
この状態で時間だけが過ぎると、子どもは集中できなくなります。
「どうせわからない」
「自分には無理だ」
「勉強は嫌だ」
そう感じてしまうこともあります。
放置は、自立学習ではありません。
自立学習とは、子どもが一人で苦しむことではありません。
先生に頼らずにすべて自分でやれ、ということでもありません。
本当の自立学習は、先生の助けを受けながら、少しずつ自分で学べるようになっていくことです。
そのために必要なのが、教えすぎず、放置もしない指導です。
マイジャイロでは、まず子どもが自分で教科書を読みます。
自分で意味を考えます。
自分で例題を見ます。
自分で問題に向かいます。
自分でどこがわからないのかを探します。
この時間を大切にします。
なぜなら、この時間に子どもの頭が動くからです。
「これはどういう意味だろう」
「前に習ったこととつながっているのかな」
「例題ではどうしているのだろう」
「ここまではわかるけれど、ここからがわからない」
このように考えることで、子どもは少しずつ自分の理解を作っていきます。
しかし、そこで止まってしまったときには、先生が助けます。
言葉の意味がわからないとき。
文章の流れがつかめないとき。
問題文の読み取りで止まっているとき。
例題のどこを見ればよいかわからないとき。
間違えた理由が見つからないとき。
そのような場面では、先生が必要な助けを出します。
ただし、先生がすぐに答えを教えるわけではありません。
先生の役割は、子どもの代わりに考えることではありません。
子どもがもう一度、自分で考えられるように助けることです。
「ここをもう一度読んでみよう」
「この言葉の意味を確認しよう」
「問題は何を聞いているかな」
「例題と同じところはどこかな」
「どこまでわかって、どこからわからない?」
「次に何をすればよいと思う?」
このような声かけによって、子どもの頭が再び動き始めます。
先生が全部解いてしまえば、その場では早く終わるかもしれません。
しかし、子ども自身の理解は育ちにくくなります。
反対に、何も助けなければ、子どもはわからないまま苦しくなります。
だから、指導で大切なのは、その間を見極めることです。
どこまで自分で考えさせるか。
どこで助けるか。
どのくらい説明するか。
どこで子どもに戻すか。
この判断が、マイジャイロの指導の中心です。
教えすぎず、放置もしない。
これは、簡単なようで、とても大切な指導です。
子どもが考える時間を奪わない。
しかし、わからないまま苦しませない。
先生が助ける。
そして、もう一度子ども自身の考える時間に戻す。
この繰り返しによって、子どもは少しずつ自分で学べるようになります。
最初は、すぐに先生を頼っていた子もいます。
教科書を読む前に「わかりません」と言う子もいます。
問題を見ただけで手が止まってしまう子もいます。
しかし、教えすぎず、放置もしない指導を続けると、少しずつ変わっていきます。
まず自分で読んでみる。
例題を見てみる。
少し考えてみる。
どこがわからないかを言えるようになる。
先生の助けを受けたあと、自分で解き直す。
この変化が、自立学習への第一歩です。
マイジャイロが育てたいのは、先生がいないと勉強できない子ではありません。
先生の助けを受けながらも、少しずつ自分で読める子。
自分で考えられる子。
自分でわからないところを見つけられる子。
自分で理解し、自分で進められる子です。
そのためには、先生が前に出すぎてはいけません。
しかし、先生が後ろに下がりすぎてもいけません。
子どもの頭が動く距離で支える。
これが、マイジャイロの考える指導です。
教えすぎず、放置もしない。
この指導によって、子どもは少しずつ、受け身の勉強から自分で学ぶ勉強へ変わっていきます。
そして、自分で学べるようになったとき、勉強は大きく変わります。
教科書を読める。
意味を考えられる。
わからないところを質問できる。
もう一度自分で解き直せる。
理解したことを繰り返して定着できる。
この力が育つことが、成績を上げる土台になります。
マイジャイロの指導は、ただ教える指導ではありません。
子どもが自分で理解する力を育てる指導です。
そのために、教えすぎず、放置もしない。
子どもの頭が動く時間を守りながら、必要なところで先生が助ける。
それが、マイジャイロの指導法です。


前の記事へ