第5章 保護者の悩みに答えるコラム**(3)補習塾を選ぶときに見るべきポイント

成績の上がる仕組み

補習塾を選ぶときに大切なのは、ただ教えてくれるかどうかではありません。
子どもが自分で学べる力を育ててくれるかどうかです。

補習塾を選ぶとき、保護者の方はさまざまな点で迷われます。

家から近いか。
料金は高すぎないか。
先生は親切か。
個別指導か集団指導か。
定期テスト対策をしてくれるか。
受験にも対応しているか。

どれも大切なことです。

しかし、補習塾を選ぶときに本当に見てほしいポイントがあります。

それは、その塾が子どもに「答えを教える塾」なのか、それとも「自分で学べる力を育てる塾」なのかということです。

もちろん、わからないところを教えてもらうことは大切です。

子どもが一人では理解できない内容を、先生がわかりやすく説明する。
つまずいているところを見つけて、前に進めるように助ける。
テスト前に大事なところを整理する。

これは補習塾の大切な役割です。

しかし、先生が説明するだけでは、成績が大きく伸びないことがあります。

なぜなら、テストのときに先生はいないからです。

問題文を読むのも自分です。
何を問われているかを考えるのも自分です。
どの解き方を使うかを選ぶのも自分です。
間違いに気づき、直すのも自分です。

だから、補習塾で大切なのは、先生がどれだけ説明してくれるかだけではありません。

子ども自身が、自分で考える力を育てられるかどうかです。

塾を選ぶときには、まず「子どもの頭が動く時間があるか」を見てください。

先生がずっと説明している。
子どもは聞いているだけ。
板書を写しているだけ。
先生の指示通りに問題を解いているだけ。

この形では、一見勉強しているように見えても、子どもの頭が十分に動いていないことがあります。

成績を上げるには、子ども自身が考える時間が必要です。

教科書を読む。
意味を考える。
問題文を読み取る。
どこがわからないのかを見つける。
間違えた理由を考える。
もう一度自分で解き直す。

この時間がある塾かどうかを見ることが大切です。

次に見てほしいのは、「教科書に戻る指導があるか」です。

成績が上がらない子の多くは、問題集だけを進めても伸びません。

問題を解いて間違える。
答えを見て直す。
解説を少し読んで終わる。

これだけでは、なぜ間違えたのかがわからないままになることがあります。

本当に理解を深めるには、教科書に戻ることが必要です。

言葉の意味を確認する。
基本の説明を読み直す。
例題の考え方をたどる。
なぜその式になるのかを考える。
本文と問題をつなげる。

このような指導があるかどうかは、補習塾を選ぶうえで重要です。

三つ目に大切なのは、「間違い直しを大切にしているか」です。

問題をたくさん解くことは大切です。

しかし、問題を解くだけでは成績は上がりません。

大切なのは、間違えたあとです。

なぜ間違えたのか。
どこで考え方がずれたのか。
何を理解していなかったのか。
次に同じような問題が出たら、どう考えればよいのか。
もう一度自分で解き直せるのか。

ここまで確認して、初めて間違いは力になります。

補習塾を選ぶときには、正解した問題よりも、間違えた問題をどう扱うかを見てください。

間違いをただ赤で直して終わるのか。
それとも、間違いから理解を深めるのか。

ここに大きな差があります。

四つ目に見てほしいのは、「教えすぎず、放置もしない指導かどうか」です。

先生がすぐに答えを教えてしまうと、その場では早く進みます。

子どもも「わかった」と感じるかもしれません。
保護者から見ても、丁寧に教えてもらっているように見えます。

しかし、すぐに教えてもらうことに慣れてしまうと、子どもは自分で考える前に先生を待つようになります。

反対に、「自分でやりなさい」と言って長く放置されると、子どもはわからないまま苦しくなります。

これもよい指導とは言えません。

大切なのは、その間です。

まず子どもが自分で考える。
それでも進まなければ、先生が助ける。
先生が助けたあと、もう一度子どもが自分で考え直す。

この流れがあるかどうかが大切です。

補習塾は、先生が全部やってくれる場所ではありません。
子どもを一人で放っておく場所でもありません。

子どもが自分で学べるようになるために、先生が適切に支える場所です。

五つ目に大切なのは、「家での勉強につながるか」です。

塾にいる時間だけ勉強しても、成績はなかなか大きく変わりません。

本当に差がつくのは、先生がいない時間です。

家で教科書を開いたとき。
宿題をするとき。
テスト前に復習するとき。
間違えた問題を見直すとき。

この時間に、自分で勉強を進められるかどうかが大切です。

よい補習塾は、塾の中だけで完結する指導ではありません。

子どもが家でも何をすればよいかわかるようにします。

どこを読めばよいか。
何を覚えればよいか。
どの問題を解き直せばよいか。
わからなかったところを次にどう質問すればよいか。

このように、塾での学びが家での勉強につながることが大切です。

六つ目に大切なのは、「子どもの状態を見てくれるか」です。

補習塾に来る子どもは、一人ひとり違います。

教科書を読むのが苦手な子。
言葉の意味がわからない子。
問題文の読み取りでつまずく子。
計算はできるが文章題が苦手な子。
授業を聞くとわかるが、一人では解けない子。
集中に入るまで時間がかかる子。
勉強への自信を失っている子。

必要な指導は、それぞれ違います。

だから、補習塾を選ぶときには、ただカリキュラムがあるかどうかだけではなく、その子がどこでつまずいているのかを見てくれるかが大切です。

成績が上がらない原因は、子どもによって違います。

勉強時間が足りないのか。
理解が浅いのか。
教科書が読めていないのか。
間違い直しができていないのか。
集中に入れていないのか。
自分で進める力が育っていないのか。

ここを見ずに、ただ問題量だけを増やしても、うまくいかないことがあります。

補習塾に必要なのは、その子のつまずきを見つけ、必要な指導をすることです。

マイジャイロでは、補習塾の役割を、ただ学校の内容を教え直すことだけだとは考えていません。

もちろん、わからないところは助けます。
テストに向けた学習も行います。
苦手単元の補習もします。

しかし、それだけではありません。

マイジャイロが大切にしているのは、子どもが自分で学べるようになることです。

自分で教科書を読む。
自分で意味を考える。
自分でわからないところを見つける。
必要なところを先生に質問する。
先生の助けを受けたあと、もう一度自分で解き直す。
理解したことを繰り返して定着させる。

この力を育てることが、成績を上げる土台になります。

補習塾を選ぶとき、わかりやすい説明だけに注目するのではなく、子どもが自分で考える時間があるかを見てください。

問題量だけではなく、間違いをどう直しているかを見てください。

塾にいる時間だけではなく、家での勉強につながっているかを見てください。

そして、何より、その塾が子どもを「教えてもらうだけの子」にしているのか、「自分で学べる子」に育てようとしているのかを見てください。

成績を上げるために必要なのは、ただ塾に通うことではありません。

勉強のやり方を変えることです。

聞くだけの勉強から、読む勉強へ。
教えてもらう勉強から、自分で理解する勉強へ。
解いて終わる勉強から、間違いを直して深める勉強へ。
塾にいる時間だけの勉強から、先生がいない時間にも進められる勉強へ。

この変化を作れるかどうかが、補習塾選びの大きなポイントです。

マイジャイロは、子どもが自分で学べるようになるための補習塾です。

教えすぎず、放置もしない。

子どもの頭が動く時間を大切にしながら、必要なところで先生が助ける。

そして、少しずつ自分で読める、自分で考えられる、自分で進められる子に育てていく。

補習塾を選ぶときには、ぜひこの視点を持っていただきたいと思います。