成績を上げるのは、先生が話した時間ではありません。
子どもの頭が動いた時間です。
先生は、たくさん説明することが仕事だと思われがちです。
わかりやすく説明する。
丁寧に教える。
子どもが困らないように先回りして話す。
もちろん、先生の説明は大切です。
子どもが一人では理解できないところを、先生が整理して伝える。
難しい内容を、わかりやすくかみ砕いて説明する。
つまずいているところを見つけ、前に進めるように助ける。
これは、先生にしかできない大切な役割です。
しかし、ここで注意しなければならないことがあります。
先生が話しすぎると、子どもが自分の頭で考える時間が少なくなってしまうのです。
先生が説明している時間、子どもはその説明を聞いています。
聞いていること自体は悪いことではありません。
しかし、聞いている時間が長くなりすぎると、子どもはいつの間にか、
「勉強とは、先生の話を聞くことだ」
と思うようになります。
そして、自分で読んで考える時間が少なくなります。
自分で意味を取る時間が少なくなります。
自分でわからないところを探す時間が少なくなります。
その結果、先生の説明を聞いている間はわかった気がするのに、一人になると解けないという状態が起こります。
これは、子どもが怠けているからではありません。
頭が悪いからでもありません。
自分の頭で考える時間が足りていないのです。
本当に理解するために大切なのは、先生がどれだけ話したかではありません。
子どもの頭がどれだけ動いたかです。
「これはどういう意味だろう」
「なぜこうなるのだろう」
「前に習ったこととどうつながるのだろう」
「自分で解くとしたら、どこから考えればよいのだろう」
このように、子ども自身の頭が動く時間が必要です。
先生が最初から全部説明してしまうと、子どもは先生の理解を受け取る形になりやすくなります。
先生が考えた順番。
先生が整理した内容。
先生が強調した大事なところ。
それを聞くことで、子どもは「わかった」と感じます。
しかし、それはまだ先生の理解に近い状態です。
本当に育てたいのは、子ども自身の理解です。
自分で読み、
自分で考え、
自分でつながりを見つけ、
自分で「ああ、そういうことか」とわかる。
この経験が、理解を深めます。
もちろん、先生がまったく説明しなくてよいということではありません。
子どもが一人で読んでも理解できないところはあります。
言葉の意味がわからないこともあります。
文章の流れがつかめないこともあります。
どこが大事なのか判断できないこともあります。
そのときには、先生の助けが必要です。
大切なのは、先生がすべてを先に説明してしまうことではありません。
子どもがまず読んでみる。
まず考えてみる。
どこまでわかり、どこからわからないのかを感じる。
その上で、どうしてもわからないところを先生が助ける。
この順番が大切です。
マイジャイロでは、先生が最初から全部教えることを目指していません。
まず子どもが教科書を読みます。
自分で意味を考えます。
自分で理解しようとします。
そして、わからないところを先生が助けます。
このとき先生の役割は、子どもの代わりに考えることではありません。
子どもが自分で考えられるように助けることです。
すぐに答えを教えてしまえば、その場では早く進むかもしれません。
しかし、それでは子どもが考える時間を失ってしまいます。
反対に、何も助けずに放置してしまえば、子どもはわからないまま苦しくなります。
やる気を失ってしまうこともあります。
だから大切なのは、教えすぎず、放置もしないことです。
子どもの頭が動く時間を守る。
しかし、必要なところでは先生が助ける。
そして、少しずつ自分で読んで理解できるようにしていく。
これが、マイジャイロの考える指導です。
成績を上げるためには、先生の説明を増やすだけでは足りません。
先生が話した時間よりも、子どもが考えた時間を増やすことが大切です。
子どもが教科書を読み、
自分で意味を取り、
わからないところに気づき、
必要なところを質問し、
もう一度自分の頭で理解する。
この流れができたとき、勉強は受け身ではなくなります。
先生の理解を受け取る勉強から、子ども自身の理解を作る勉強へ変わっていきます。
先生が話しすぎると、子どもの思考を奪うことがあります。
だからこそ、マイジャイロでは、先生が話す時間だけでなく、子どもの頭が動く時間を大切にしています。
教えすぎず、放置もしない。
子どもが自分で読み、自分で考え、自分で理解できるようにする。
それが、マイジャイロの「読む勉強」です。


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