教科書は、ただ読めばよいわけではありません。
大切なのは、意味を取りながら読むことです。
教科書は、ただ読めばよいわけではありません。
文字を目で追っているだけでは、勉強ができるようになるとは限りません。
声に出して読んだとしても、意味を取れていなければ、本当の勉強にはなりません。
大切なのは、教科書を「理解するために読む」ことです。
多くの子どもは、教科書を読むときに、ただ最初から最後まで文字を追ってしまいます。
しかし、それだけでは大事なところがわかりません。
どこが重要なのか。
どの言葉を正確に理解しなければならないのか。
どこを軽く読めばよいのか。
どこをノートに写すべきなのか。
どこを自分の言葉でまとめるべきなのか。
こうした判断ができないまま読むと、教科書を開いていても、勉強はなかなか進みません。
教科書には、読み方があります。
まず大切なのは、言葉の意味を正確につかむことです。
教科書には、日常会話ではあまり使わない言葉がたくさん出てきます。
数学、英語、理科、社会、どの教科にも、その教科特有の言葉があります。
その言葉の意味があいまいなままでは、文章全体を理解することはできません。
たとえば、数学なら「比例」「関数」「変化の割合」「証明」などの言葉があります。
理科なら「密度」「圧力」「光合成」「イオン」などがあります。
社会なら「民主政治」「租税」「貿易」「産業」などがあります。
こうした言葉を、なんとなくわかったつもりで進めてしまうと、あとで必ずつまずきます。
教科書を読むときは、まず言葉の意味を正確に見ることが大切です。
次に大切なのは、文と文のつながりを読むことです。
教科書の文章は、ただ情報が並んでいるだけではありません。
前の文を受けて、次の文が書かれています。
理由があり、説明があり、結論があります。
「なぜこの説明がここにあるのか」
「前の内容とどうつながっているのか」
「この文は何を説明しているのか」
こう考えながら読むことで、教科書の内容が少しずつ見えてきます。
読む勉強で大切なのは、文章を丸暗記することではありません。
文章の流れをつかむことです。
さらに、教科書には「しっかり読むところ」と「軽く流してよいところ」があります。
すべてを同じ力で読もうとすると、子どもは疲れてしまいます。
そして、何が大事なのかわからなくなります。
大事な定義。
基本となる考え方。
例題の解き方。
図や表の見方。
まとめの部分。
こうしたところは、しっかり読まなければなりません。
一方で、補足的な説明や、一度読めば十分な部分もあります。
この区別ができるようになると、勉強の効率は大きく変わります。
また、教科書を読むときには、例題や図を軽く見てはいけません。
数学では、例題の解き方に考え方の流れが出ています。
理科では、図や表に大切な関係が示されています。
社会では、地図や資料に本文の理解を助ける情報があります。
英語では、例文の中に文法や語順の感覚が入っています。
本文だけを読んで、例題や図を飛ばしてしまうと、理解は浅くなります。
教科書は、本文、例題、図、表、まとめがつながって作られています。
それらを結びつけて読むことが大切です。
もう一つ大切なのは、一度読んで終わりにしないことです。
教科書は、一度読んだだけで完全に理解できるものではありません。
最初に読んだときは、全体の流れをつかむ。
二度目に読んだときは、大事な言葉を確認する。
三度目に読んだときは、例題や問題と結びつける。
わからないところがあれば、そこに戻って読み直す。
このように、繰り返して読むことで、理解は深まります。
成績につながる勉強は、一度読んで終わる勉強ではありません。
理解し、確認し、繰り返し、自分の力に変える勉強です。
マイジャイロでは、教科書を読むことを大切にしています。
しかし、それは子どもを放っておくという意味ではありません。
子どもが教科書を読み、意味を考え、どこがわからないのかを見つけます。
そして、どうしても理解できないところを先生が助けます。
先生が最初から全部説明してしまうと、子どもは先生の理解を受け取るだけになりやすくなります。
しかし、自分で読んで、自分で意味を考えることで、子どもの中に自分の理解が育っていきます。
教科書には読み方があります。
言葉の意味を正確につかむ。
文と文のつながりを見る。
大事なところを見分ける。
例題や図と本文を結びつける。
一度で終わらせず、繰り返して読む。
この読み方が身につくと、子どもは少しずつ自分で学べるようになります。
先生がいない時間にも、教科書を開いて勉強を進められる。
わからないところを自分で見つけられる。
必要なところだけ先生に質問できる。
理解したことを、問題演習につなげられる。
こうして、読む勉強は自立学習につながっていきます。
教科書を読める子は、自分で伸びていきます。
なぜなら、教科書を読めるということは、先人たちが積み上げてきた知識を、自分の頭で受け取り、自分の理解に変えられるということだからです。
読む勉強とは、ただ文字を読むことではありません。
教科書の内容を、自分の理解に変える勉強です。
そして、そのためには、教科書の読み方を身につけることが必要なのです。


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