子どもが勉強を嫌いになるのは、意志が弱いからではありません。
「わからないまま続ける勉強」が、勉強を苦しいものにしてしまうのです。
子どもは、最初から勉強が嫌いなのでしょうか。
もちろん、遊びの方が好きな子は多いです。
ゲームや動画の方が楽しいと感じる子も多いでしょう。
しかし、勉強そのものを最初から強く嫌っている子ばかりではありません。
子どもが勉強を嫌いになっていく大きな原因の一つは、わからないまま勉強を続けることです。
教科書を読んでも意味がわからない。
問題を見ても何をすればよいかわからない。
先生の説明を聞いたときはわかった気がするのに、一人では解けない。
丸つけをすると間違いばかり。
直しをしようとしても、なぜ間違えたのかわからない。
このような状態が続くと、勉強は子どもにとって苦しいものになります。
大人でも、意味のわからない文章を読み続けるのはつらいものです。
何をしているのかわからない作業を長時間続けるのは苦痛です。
失敗ばかり続いて、前に進んでいる感覚がなければ、気持ちは折れてしまいます。
子どもも同じです。
わからないまま勉強を続けると、子どもは少しずつ自信を失っていきます。
「自分には無理だ」
「どうせやってもできない」
「勉強しても成績は上がらない」
「自分は勉強が苦手だ」
このように感じるようになると、勉強に向かうこと自体が重くなります。
最初は少しわからなかっただけかもしれません。
しかし、その状態が続くと、やがて「勉強が嫌い」という気持ちに変わっていきます。
勉強嫌いは、性格の問題だけではありません。
わからない勉強を続けた結果として生まれることがあります。
ここを見落としてはいけません。
子どもが勉強を嫌がるとき、大人はつい、
「もっと頑張りなさい」
「集中しなさい」
「やる気を出しなさい」
と言いたくなります。
しかし、もしその子が「わからない勉強」に苦しんでいるなら、必要なのは叱ることではありません。
必要なのは、どこでわからなくなっているのかを見つけることです。
教科書の言葉がわからないのか。
文章の意味が取れていないのか。
例題の流れがわからないのか。
問題文の意味がわからないのか。
前に習った内容が抜けているのか。
何を覚えればよいのかがわからないのか。
つまずいている場所を見つけなければ、勉強は前に進みません。
わからないまま問題を増やしても、苦しさが増えるだけです。
わからないまま長時間机に向かわせても、勉強が嫌いになってしまうことがあります。
成績を上げるためには、まず勉強を「わかる状態」に近づけることが大切です。
子どもは、わかり始めると変わります。
「ああ、そういうことか」
「ここまではわかる」
「これならできそうだ」
「もう少しやってみよう」
この感覚が生まれると、勉強への気持ちは少しずつ前に向きます。
勉強が好きになる第一歩は、大きな成功ではありません。
まず、わかることです。
わかるから、安心できます。
わかるから、手が動きます。
わかるから、集中できます。
わかるから、もう少し続けようと思えます。
反対に、わからないまま続けると、勉強は苦行になります。
この違いはとても大きいです。
マイジャイロでは、子どもが勉強を嫌いにならないためにも、「わかる勉強」を大切にしています。
ただ問題を解かせるだけではありません。
ただ授業を聞かせるだけでもありません。
まず子どもが教科書を読みます。
自分で意味を考えます。
どこがわかり、どこがわからないのかを見つけます。
そして、どうしてもわからないところを先生が助けます。
ここで大切なのは、わからないところを放置しないことです。
わからないまま放っておくと、子どもはやる気を失います。
勉強が苦しくなります。
自分にはできないと思ってしまいます。
一方で、先生が最初から全部説明してしまうと、子ども自身の頭で理解する時間が少なくなります。
だから大切なのは、教えすぎず、放置もしないことです。
子どもが自分で考える時間を守る。
しかし、わからないところでは必要な助けを出す。
そして少しずつ、自分で読んで理解できるようにしていく。
この流れによって、勉強は少しずつ変わります。
わからない勉強から、わかる勉強へ。
やらされる勉強から、自分で進める勉強へ。
苦しいだけの勉強から、少しずつ前に進む勉強へ。
この変化が起きると、子どもの表情も変わります。
問題に向かう時間が長くなります。
教科書を読み返すようになります。
間違いを直そうとします。
質問の仕方が変わります。
少しずつ自信が戻ってきます。
勉強を嫌いにしないために大切なのは、無理に長時間やらせることではありません。
わからないまま続けさせないことです。
子どもがどこで止まっているのかを見る。
理解できるところまで戻る。
小さな「わかった」を作る。
小さな「できた」を積み重ねる。
この積み重ねが、勉強への気持ちを変えていきます。
成績を上げるためには、勉強量も必要です。
しかし、量だけでは足りません。
わからない勉強をいくら増やしても、子どもは苦しくなります。
大切なのは、わかる勉強を増やすことです。
勉強を嫌いにする最大の原因は、わからないまま続けることです。
だからこそ、マイジャイロでは、子どもが自分で読み、自分で考え、わからないところを先生が助け、自分の理解に変えていく勉強を大切にしています。
わかることが、勉強嫌いを防ぎます。
わかることが、集中を作ります。
わかることが、やる気を育てます。
そして、わかる勉強に変わったとき、子どもは少しずつ自分で前に進み始めます。


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